2011年01月14日

少しずつ

今日は 3週間ぶりのローテーションで
Kさんが 郵便配達にまわって来た。

「あれ? 今日はどこで寝てるんですか?」

「今日は こっちなんだよ」
「サッシのほうにまわって 声をかけてやってくれる?」

Kさんが サッシのほうから声をかける。

「ジョッピー・・ 元気か?」

オレ 一べつしただけでそっぽを向いてしまった。

「あれ? ジョーちゃん どうしたん? Kさんだよ」
「どうしたんだろう?」

2度も3度も 母ちゃんが大きな声で呼んだんだけど
ちょっと見るだけで オレ そっぽを向いてしまったんだ。

「まぁ こういうこともあるでしょう・・」

Kさんは ちょっとがっかりしたようだった。




命あるもの 生まれてから死ぬまでの道のりを 歩んでいくことになっている。
どんな命でも 例外はないんだな。

犬は 人間より歩みが速い。
後から来て 先へ行く。

今日は また一つ オレができなくなることが見えてきた。

Kさんに対する態度も その一つかもしれない。
もう 身近な家族にしか 気持ちが向かないようだ。

よそから来た人には 誰が来ても興味がわかなくなった。
見るだけであれほど興奮した ネコにさえ

ほっておいて 帰ってきてしまうようになった。



実は 今日は がに股散歩に出してもらったのだけど
玄関の前だけで 家に入ってきてしまった。

しかも 2段にしてもらった上がりはなを上がるのが
やっとだったんだ。

確実に 前足が衰えてきている。

車椅子を断念したときよりも 弱くなっている。
家の中を 後ろを吊り上げてもらって歩くときでも

よろっと這いつくばってしまうこともあるんだ。

上がりはなが うまく上がれないことに
母ちゃんは 少なからずショックを感じた。

人間で言えば 90歳を超えるかどうか
というところだろうから 無理もないことなんだけど

その事実を認めるには ちょっと時間が必要だ。
オレも 母ちゃんもな。

だけど オレとともに 母ちゃんも 
そのことを受け入れ始めるんだ。

オレが 枯れていく道のりだ。
仕方のないことだ。

オレは 静かに受け入れる。
母ちゃんは 悲しみの涙とともに受け入れる・・・・

母ちゃんが 泣いている。
すすり泣いている。

今日は 少し つらい話を語ったけど すまなかった。
母ちゃんの気持ちを 共有してやってほしかったんだ。

でも 食欲は相変わらずあるんだ。
まだまだ オレは大丈夫だ。

心配ないぞ。

ちょっとだけ 母ちゃんの寂しさを聞いてほしかっただけだ。
聞いてくれて ありがとう!!
 
またな!!!

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Posted by ジョー母 at 20:25│Comments(8)日常
この記事へのコメント
うちらが思ってる以上にワンコの流れる時間は早いのですねそしてもしかしたらうちらが思ってる以上に…人間みたいに悲しんだりする事なく…ワンコは自然とそれを受け止めて、当たり前と思っているかもしれないですよね
これが今の自分なのだと
ワンコは常に『今を』なのでしょうね

今日はあまりはしゃぐ気分じゃなかったのかなぁ
またひょっとした事でネコちゃんが気になるかもしれない
これが今日のジョー君の気分だったんですね
Posted by さえ at 2011年01月14日 21:33
さえさん ありがとうございます。

そう 今日はそういう気分だったのでしょうね。
人間と同じように 犬だってその日によって気分も違うでしょうから。

この子たちは 本当に自然に受け入れるんですね。
いろいろなことを。
だから 迫害を受けているなどと聞くと つらくなるんです。
自分の境遇を だまって受け入れるから 何とも言えませんね。

いつもありがとうございます。
Posted by ジョー母ジョー母 at 2011年01月14日 22:35
 確かに、それはごくごく自然なことですよね。

周りの人間は辛かったり、さみしかったり、悲しかったりするけど、
当の本人は淡々と今を生きているだけで、
今の自分を、今の自分として受け入れているんですよね。

さえさんのコメントと同じく
以下、同文、その通り...そんな気がします。
Posted by ナッセリー母 at 2011年01月14日 23:00
ナッせリー母さん ありがとうございます。

まったく この子たちは 誰を恨むわけでもなく騒ぐわけでもなく 淡々と今を生きている・・・
たいしたもんです。
そこが いとおしく感じる要因なのかもしれませんね。

私は ジョーの衰えを感じるたびにあたふたとして そのあとはたと気づかされます。
ジョーが 今を生きていることを。
なんとも言えませんね。
Posted by ジョー母ジョー母 at 2011年01月14日 23:11
犬って過去は振り返らず,一瞬一瞬を大事に懸命に生きてますよね。見習いたいです。
ジョーちゃん、大好きな母ちゃん父ちゃんの傍で好きなものたくさん食べてね。
Posted by 影丸ハハ at 2011年01月14日 23:23
ローソクの残り火は消える前にパッと輝きます。ジョー君まだそんな感じでないので大丈夫と思います。かの音楽の父バッハは晩年(65歳)に目の手術の失敗で失明しましたが、死ぬちょっと前に見えるようになりました。偉大な人の死にはミラクルがつきものです。ジョー君も立派な犬だから、ミラクルがあるような気がします。
Posted by Lilaパパ at 2011年01月15日 11:01
影丸ハハさん こんばんは。

はい ジョーも 一瞬一瞬を懸命に生きています。
けなげです。

影丸ハハさんの励ましが 胸に染み入ります。
ありがとうございます。
Posted by ジョー母ジョー母 at 2011年01月15日 20:19
Lilaパパさん こんばんは。

バッハは 死ぬ前に目が見えるようになったのですか・・・
それは本当に ミラクルですね。
ジョーにも ミラクルがあるのでしょうか・・・

Lilaパパさん 励ましてくださっているのですね。
ありがたく 心に染み入ります。
ありがとうございます。
Posted by ジョー母ジョー母 at 2011年01月15日 20:22
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