2010年03月01日

孤独感

孤独感施設のばあちゃんな 元気だったって。

車椅子もぴったりでな。
「押してみな。 スーッと動くだろう?」
なんて うれしそうだった。

施設の2周年記念の 慰問団の踊りを 母ちゃんも一緒に見てきたんだ。

並んでいたのに すぐ前にばあちゃんと仲良しの人がいた。 
そしたら そこへ割って入り込んで 母ちゃんは後ろで見ることになったんだ。
孤独感
なんだこりゃ・・・・

終わったので 後ろから声をかけたら ばあちゃん震えるほど驚いた。
母ちゃんのことを すっかり忘れていたんだろうな。

認知能力が低下した人には 後ろから声をかけないように!
と 言われたことを思い出したけど 後の祭りだ。

しばらくして お茶の時間になった。
これを機に
「じゃぁ これで帰るね・・」
孤独感
と言ったら ばあちゃんの顔に ふっと寂しさがよぎったんだ。
あぁ・・ また・・・ この一瞬が・・・

振り切るように そこを後にした。

人間として生きる限りは 孤独と背中合わせなんだな。
まして ばあちゃんのように 年をとって 認知症の只中にいる人は 計り知れないものがあると思う。

それについては ここの家のばあちゃんだって 同じことだ。
父ちゃん 母ちゃん それにオレと暮らしていたって 死を意識した不安と孤独感は 同じだろうぜ。


だけどな。
オレは知っているんだ。
孤独感
真実は 孤独なんかじゃないってことをな。
一人一人分かれているように見えるけどな。

本当はつながっているんだ。
一つなんだ。

オレも 死を意識する年齢になっている。
だけどな 人間みたいに 孤独ではないんだ。
不安でもない。

オレが死んでも いつか必ず 会いたい人に会える。
父ちゃんにも母ちゃんにも 合える。

オレの 本当のお父さんやお母さんにもな。
だから 何も心配してないんだ。


今日の散歩は 母ちゃんが泣いたんだ。
これは また後で語ることにするぞ。

またな!!!

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Posted by N子 at 14:46│Comments(0)
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