2009年12月21日
続・葛藤

もう1年以上 していないんだけどな。
母ちゃん 朗読のボランティア 大好きなんだ。
仲間とも とっても気が合っている。
本を読んでテープにとって 視覚障害の人達に 聞いてもらう。
このことも とても 自分にあっていると思っている。
そのうち 事情が許すようになったら 再開するつもりでいるんだ。
朗読した本の中に セラピー犬の話の本があったんだ。
ニューヨークで 野良犬とめぐり合った女性が そいつを セラピー犬に育てる話。
面白くて 楽しんで読んでいた。
そこで思いついたんだ。
オレを セラピー犬にしよう・・・・とな。
さっそくその本を頼りに そういう団体に連絡を取った。
やっぱり 東京まで行って 説明会に参加して 資料をもらってきた。
一通り読んで なかなか難しいことがわかったんだ。
人なかに出ても 落ち着いていられること。

他の動物を見ても 騒がないこと。
命令を 聞き分けて 従うこと。
オレは 人間が好きだから 人間に対して 吠えたりかじったりする心配は まったくと言っていいほど ないのだけど。
他の動物に対しては 異常なほど反応する。
まして その頃は オレが血気盛んな頃だから とてもおとなしくなんかできないことは 明白だった。
命令も おすわり! まて!
と言えば 従うけど すぐに忘れて勝手にしてしまう。
しつけが悪いと言えばそれまでだな。
セラピー犬の活躍は 素晴らしいんだ。
病院や 施設に行って いろんな人達に寄り添って 心の扉を開ける 手伝いをするんだ。
暗く 誰とも口を利かない人が セラピー犬と触れ合うことによって 少しづつ明るく前向きになっていく。
病気で 歩けなかった人が そいつのためにと 努力して歩けるようになる。
読んでいて 夢中になった。
オレの仲間が 人間ではなかなか入り込めない 病んでいる人達の懐に入る。
そして その心をやわらかく再生させているんだ。
なんて素晴らしいことをしているんだろう!
母ちゃんは その一翼を担いたいと 心から願ったんだけど オレでは到底無理だとわかったんだな。
むなしい努力だった。
オレと外に出るために じたばたしたんだ。
今日はこれでな。
またな!!!
Posted by N子 at 15:54│Comments(0)
│思い出