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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2011年04月29日

ジョーちゃん お母さんを見ててね


昨日と ほぼ同じ時間の種たち。



大根だけ すごい剣幕で成長しているな。



ほら こんなにたくさん。



何だか・・・
泣けてくるな。

けなげでな・・・



昨日 甲斐犬のモモと暮らしている 母ちゃんの百姓の師匠の奥さんが オレの墓参りに来てくれた。



左のはしに クレマチス。

ちゃんと ついたな。

母ちゃん 今朝 墓の前でつぶやいた。

「ジョーちゃん  お母さんを見ていてね・・」

「いつも そばで 見ていてね」



何だか オレが 母ちゃんの中に しっかり入ったような気がした。

母ちゃん 何だか・・ 心の中が 今までと 少し違ってきたような気がした。

母ちゃん 何だか・・ とっても 心強く感じた。

よかったぞ。


そのあと 父ちゃんと畑に行って 人参と 残った大根の種を植えたんだ。



父ちゃんが 機械で肥やしを運んで トラクターで土と混ぜ合わせた。



そしたらな こんなものがいたんだ。

何だかわかるかな?

「何これ!  大きい虫!」

白くて 太くて 動いていた。

伸ばせば 10センチくらいはあるぞ。

母ちゃん はじめてみたのでびっくりして 父ちゃんに聞いた。

「あれ?  カブトムシの幼虫だ」

「これは 肥やしの中に戻しておいてやらないと トラクターでイチコロになっちゃうな」 

二人で 畑を見直して 5つも見つけた。 

それを 拾って肥やしの中に入れて 家に持ってきた。

それでも 残っていたらしく カラスが飛んできて くわえて また どこかに飛んでいってしまった。

したたかな カラス。

お昼は 地べたにすわって おむすびを食べた。



おいしかったなぁ。


家に帰ってきて ふっと 車の後ろの席に目をやったら



オレを乗せたとき 敷いていた おしっこ用のシートが いまだに敷いてあった。

母ちゃん 一瞬 胸が キューッとなった。

でも このことは これで卒業だな。

これからは これを見ても 大丈夫になるだろう。


またな!!!

  

Posted by ジョー母 at 16:55Comments(4)乗り越える

2011年04月28日

温度差

今日の本題の前に これを見てくれ!

25日の月曜日に植えた 大根だぞ。



緑色の 小さいのが見えるか?

一番上の段に 二つと 上から4段目に 二つ。

今朝は 出ていなかったんだ。



午後 美容院から帰ったら こんなふうに土の中から 顔を出していた。

この 小さな粒から 出たんだぞ・・・



すごいなぁ。


さて 本題だ。

オレの家 とうとう 地デジ対応のテレビが入った。

周り中入れ替えていて この辺でも入れ替えてないのは オレの家くらいだったかもしれない。



父ちゃんも母ちゃんも こういうことは慌てないんだ。

昨日 初めてフルハイビジョンの画面を見て みんなびっくりしていた。

大きくて きれいな画面なんでな。



母ちゃんが

「ジョーは 見ないで逝っちゃったね・・」

父ちゃん

「何を?」

母ちゃん

「新しいテレビをさ・・」

父ちゃん

「・・・・・・・」



父ちゃんは しばらく前から 仕事が忙しくなったり 選挙の騒ぎがあったり 田んぼの準備があったりしてな オレのことを思い出す余裕がなかったんだ。

そのあと 二人で庭を歩いていて オレの墓の前に来た。

「お父さん  もう ジョーの墓の前を素通りするん?」

「そんなことないよ 昨日も線香をあげたよ」

「そうだったんだ・・」

「だけど 思い出すことが ずい分少なくなったなぁ・・」

「そのほうが 楽でいいや・・」




父ちゃんと母ちゃんでは オレへの接し方も違っていたしな 男と女の感性の違いもあるんだろうな。

それに いつも家にいる母ちゃんと 一日中外で何かしている父ちゃんとでは 温度差があるのは 仕方のないことだな。




それでも 母ちゃんは 今日 美容院へ行ってきた。

もう 長い間 伸ばし放題の髪の毛だったんだ。

でも 髪を気にする気持ちになれなくてな 母ちゃん得意の 後ろ一本しばりでしのいできたんだ。

だけど 今朝 急に 髪をいじる気になったんだな。



美容院は 実に 半年振りに行ったんだ。

久しぶりに行ったものだから 先生と つばきを飛ばす勢いで しゃべってきたんだ。

先生は オレの語りを 時々見ていてくれたと言っていた。

うれしいな。

母ちゃん おかげで 女っぷりもあがってな いい気分で帰ってきた。

このことは 母ちゃんがだいぶ立ち直ってきた証と 言えるかもしれないな。

よかったぞ。

またな!!!
  

Posted by ジョー母 at 22:43Comments(4)乗り越える

2011年04月24日

やっぱり寂しい

母ちゃんな 昨日 希望の事始めだ なんて言ったばかりなのに やっぱりな 寂しいんだ。

いい調子で いたのに・・・・


(奥さんが 植えてくれた花たちも しっかり根付いたぞ。)

母ちゃん 毎朝 オレの墓の前に立つ。

昨日の朝も 線香を携えて オレの墓の前に立った。

「ジョーちゃん・・・」

声に出して呼んでみる。

そうすると 急に寂しくなるんだ。

と 思ったとたん 横のほうで白い細かいものが舞った。



母ちゃん びっくりしてそっちのほうを見た。

白い 細かいものは プラムの木に咲いた 花びらだった。

一瞬 風に吹かれて 花びらたちが踊ったんだ。

母ちゃん とっさに それはオレだと思った。

オレが 母ちゃんを 慰めているんだと思った。



プラムの木のそばに行って 土手を見下ろしてみた。

これが オレが 矢のように駆け降りた土手なんだ。

下に 1本道があるんだけどわかるかな?

その道のあたりに オレがいるんじゃないかと思ったんだな。



花びらたちの踊りは すぐに終わって 地べたに収まってしまった。

そのあと オレが 母ちゃんのほっぺを ペロペロなめた。

元気なころに よくやったようにな。

ほっぺの次は 鼻の頭。

ペロペロ なめた。

母ちゃん それも よーくわかったんだ。

母ちゃん うれしくなった。

その勢いで 種を植えたんだ。



オレが元気なころ トイレに行く母ちゃんの後を追って トイレの入り口まで よーく行ったんだ。

トイレの外で足音が聞こえるので 母ちゃんが あれこれ話しかけてくる。

外に出てみると オレはすでにそこにはいない・・・・

一人でしゃべっていた   なんてことが よくあったんだ。

今 母ちゃんが トイレに入っていると ツッツッツッツッ という 縁側を歩くオレの足音が聞こえるような気がするんだ。

「ジョーちゃん・・・」

呼んでみては 泣いている。




夜 風呂に入っているとき 洗い場をながめる。

 

オレが動けなくなってしまってから 母ちゃんがオレをつるして洗い場に連れてきて シャンプーしたことなんかを思い出す。

切なく なつかしく 寂しいんだな。

「ジョーちゃーん・・・」

一人のときは オレがいないことを思い知らされてな 寂しいんだ。



まったく・・・  先輩達はこの寂しさを通り過ぎてきたんだな。

まだ・・・  しばらく 続くんだろうな。

この寂しさ 手ごわいな。

母ちゃん こんなふうに行ったり来たりしているんだ。

みんな 母ちゃんを 頼むぞ!


またな!!!
  

Posted by ジョー母 at 23:01Comments(14)乗り越える

2011年04月23日

希望



あのな 母ちゃん いろんな胸を借りることになったぞ。

薄っぺらい胸元 豊満?な胸元 ふくよかな下っ腹・・・  貸してくれるって 申し出があったんだ。

ありがたいなぁ。

何だか・・・    貸してくれる申し出をしてくれた人 二人は 被災地の人。

母ちゃん 逆に 励まされているのか・・・・・?

前にも語った 愛の心のやりとり http://jyokaisou.gunmablog.net/e162908.html  が
成立しているんだろうな。

「心のやりとり」  この語りは 3月28日の語り。

調べてみたら オレが死ぬ8日前に語った話だったんだなぁ。



改めて申し出はしなくても 胸や腹を貸してくれる人が ずいぶんいるんだろうなぁ。

もしかしたら 胸毛をたくわえた胸板も 借りているのかもしれないなぁ。

そう考えると ありがたいなぁ・・・・  だけど面白いなぁ・・・。

だんだんの  妹は こんな素敵なスカーフとともに 暖かい心を乗せた手紙を送ってくれた。



春だから 春らしいこのスカーフをして 出かけるように・・・  って。

いつか さっそうと 母ちゃんが このスカーフをして出かけるんだろうな。



これ 何だかわかるかな?



デジタル録音機と マイクと ヘッドフォン。

これで 本を朗読して カードに録音して 視覚障害の人達に聞いてもらうんだ。

母ちゃん そろそろ 機械の使い方を練習しようと思い始めている。

まだ 相変わらず 外に出かける気分にならないんだけれど これなら 家でできるからな。



あのな 母ちゃん オレと暮らしてきた12年の間 外に出かけることを控えてきたんだ。

どうも オレを置いて出かけたくなかったんでな。

その習慣が 出不精なくせを作ってしまったかもしれないなぁ。

特に 不都合は感じないんで 自然に任せようと思っているんだ。

それからな あいた時間は だいぶ増えたわけなんだ。

オレにかかわっていた時間は かなり多かったものなぁ。


だから 今日は いろいろな種をまいたんだ。



毎年 遅れをとっていた 野菜の植え付け。

今年は いつもの年より早いと思う。

どうなるかは わからないけど できる限り詳しく おれの語りで紹介したい。

種まきの様子は またの機会に語るとするぞ。



「朗読奉仕」      

自分のエネルギーを 誰かのために 心を込めて形にする 贈りものだ。

そして それ以上の心のエネルギーを 受け取る。

「野菜の種まき」

新しい命の 仕込みをする。

いずれ その命の恵みを 受け取る。

両方とも 広がっていく。

形も 心も 時間もな。

希望の 事始めだな。

どっちにしろ オレも 母ちゃんと共に 行動しているぞ。


またな!!!
  

Posted by ジョー母 at 18:07Comments(2)乗り越える

2011年04月22日

胸を借りる

他人の泣き言も 1度や2度なら聞いてもやれるけど 3度4度と同じ様な泣き言を聞かされると 嫌気がさしてくるものだ。

どうしてかというと 泣き言を言っている人間が 向上心がない と 見受けられるからだな。



泣き言にもいろいろあってな いつもいつも同じ所をグルグル回っている種類の泣き言とな 段階を経て 確実に変化している泣き言と 2種類あるな。

ここで宣言する。

母ちゃんの 泣き言は 後者だからな。

確実に 母ちゃんの中が変化して来ているぞ。

今日は 4月22日だから オレが死んでから2週間以上が過ぎている。

その間 日一日と母ちゃんの中が変わって来ているんだ。

家族 特に父ちゃんは オレのことの一番の共有者なんだけど この語りの場に来てくれている人たちの懐も 大きいんだなぁ。

この 語りの場には 暖かさと優しさがあふれている。

今日の ぽりさんのコメントの返事にも書いたんだけど 母ちゃん つくづく ありがたいと思っているんだ。

そんなみんなの 胸を借りて 母ちゃんが泣き言を言っている。

確かに みんなに甘えているんだけど これは 意味のある甘えだな。



苦しさ 悲しさ 寂しさを みんなに聞いてもらうことによって 心の中から手放している。

たとえば 昨日の 散歩のコート。

コート全体にあふれている散歩の思い出 もう2度と戻ってこない散歩の思い出を 泣くことによって手放していくんだと思う。

これからも いろいろなものを目にして ひととおり そのことを通り過ぎてしまわないと 終わりは来ないのかもしれない。

だから 時間が必要なんだな。

その 思い出を手放す作業は 一人でもできるだろうけど 胸を借りる相手がいれば とても楽にできるのではないかと思うんだ。

だって 母ちゃんは そんなできごとがあると すぐに 父ちゃんと この語りの場の人たちに話したい・・・・

そう 思ってしまうんだもの。



聞いてもらうと とーっても 気持ちがすっきりするんだ。

おかしな話なんだけど 本当なんだ。

だから もうちょっと 母ちゃんに 付き合ってやってくれな。

そして この語りの場が 母ちゃんと同じ様な思いをしている人たちの慰めの場になればいいなぁ・・・

そうも 思っているんだ。


またな!!!
  

Posted by ジョー母 at 20:32Comments(6)乗り越える

2011年04月21日

昨日のこと

昨日 おまわりさんに呼び止められたのは 午後のこと。

母ちゃん 午前中は そこいらの片付けをした。



もう 地震の前から ずっと オレが寝たきりになっていたので とうとう ジャガイモを植え損なってしまった。

オレが死んで一段落して あわてて種があるかどうか聞いてみたら 売り切れた と 言われてしまって 今年はあきらめたんだ。



それから 地震のときの後片付けも さし当たって不都合な所だけ片付けて あとはそのままになっている。

2階の本棚が倒れて ドアが開かなかったんだけど 本棚だけは元のとおりに立てて 本は 邪魔にならない所へ山積みになっている。

うーんと落ち着いたら そのうち少しづつ整理すればいいや・・・

なんて 母ちゃん 思っているんだ。

そんなわけなんだけど 昨日は 外の戸棚の中を 整理していたんだな。

そしたら また オレにまつわるものが出てきたんだ。



これは 冬の散歩のときに 母ちゃんが来ていたコート。

雪が降っても 風が吹いても これを来て この大きな麦藁帽子をかぶって まるで魔法使いのようないでたちで オレと散歩をしていたなぁ。

母ちゃん こういうものを見つけると まだ切なくってなぁ。

辛くなるんだなぁ。

だけど 思わず抱きしめて 匂いをかいでしまう。

去年の冬からずっと しまってあったので オレの匂いはしなかったんだ。



雪の中を これを着て オレと一緒にズンズン歩いたっけなぁ・・・

「ジョーちゃん・・ 雪の中を歩くって 何だか楽しいねぇ・・・」

なんて言いながらなぁ。

そんな コートなんだ。

それをどうするか さんざん迷ってな 結局 また もとの所へ収めたんだ。

一度は ごみの袋に入れては見たんだけど やっぱり捨てることが出来なかった。



母ちゃん そのあと オレの墓の前に立った。

しゃがみこんで しばらくいたんだけど そのうち 庭をきょろきょろしながら歩き始めた。

オレが そこいらにいるような気がしてきたんだな。



そのうち オレが よーくボールを転がして 矢のように下りて行った土手の上に立って 下をのぞいて見たりな・・・

いい手間 きょろきょろしていたなぁ。

「ジョーちゃーん・・・」

「ジョーちゃーん・・・」

なんてな・・・  呼んでみては泣いていた。



オレまで 悲しくなってしまう。

オレ 母ちゃんのすぐそばにいるぞ!



こうやって 行ったり来たりしながら 乗り越えていくんだな。


またな!!!
  

Posted by ジョー母 at 17:44Comments(8)乗り越える

2011年04月19日

報告する人

オレが死んだこと 「オレの語り」に 来ている人は 皆知っているけど そうでない人でオレのことをかわいがってくれた人もたくさんいる。

犬仲間の人たち。

郵便配達員の人たち。

宅急便の人たち。

生協の配達の姉さん。

営業で よく来た人たち。

それから 電気の検針員の人。

ガスの検針の人。

たぶん そのほかにもたくさんいるんだと思う。

ガスの検針の人は 最初からオレが苦手だったんだ。

「すいませ~ん ガスの検針なんですけど~ 犬をつかまえていてもらえますか~~」

なんてな・・・ 

毎月この人が来るときは 母ちゃんどこにいてもすっ飛んできてオレをつかまえて家の中に連れ込んだ。

電気の検針員の人は オレが健在かどうか何気なく気にしてくれていた。

「よかったぁ・・ 元気でいましたねぇ・・」

なんてな。

だけど まだ オレが死んでからは来ていないな。

営業の人たちは 大方の人がオレを嫌いな態度はしなかったんだけど 数名の人は 「すみませ~ん・・」  だったな・・・

生協の姉さんは 玄関に飾ってあるオレの写真と花たちを見て もしや・・・ という態度をした。

この姉さんは ずい分びっくりして 共に悲しんでくれたなぁ・・・

宅急便の人たちも 皆 びっくりして オレの死をいたんでくれた。

「よく お仕事の邪魔をして迷惑をかけましたよねぇ・・」

「いーえ 楽しかったですよ」

なんてな。

郵便配達員の人たちも びっくりしていた。

Kさんは Kさんなりに励ましの言葉をかけてくれたんだけど 何を言われたか母ちゃんさっぱり覚えていないんだなぁ。

犬仲間の人たちには まだ 報告してない人もいる。

モモの母ちゃんは オレの母ちゃんのところへ来てくれた。

「それは寂しいねぇ・・ しばらくは辛いだろうねぇ・・ 私も人事じゃぁないからさぁ・・」

その後 

「どうした? まだ出かける気にならない? Yさん(父ちゃんのこと)に 様子を聞いたら そんなこと言ってたから・・」

なんてな。

甲斐犬と暮らしている 百姓の師匠は 父ちゃんを通じて 遊びに出かけてください と 言ってくれた。

まったく ありがたいぞ。

こんな優しさが 人の心を癒すんだな。


またな!!!
  

Posted by ジョー母 at 20:24Comments(4)乗り越える

2011年04月18日

けじめ



今 アメブロでは 「正念場」 http://ameblo.jp/88811007/entry-10864699327.html というのを載せている。

オレと母ちゃんにとっての 「正念場」 の頃のことだ。

去年の 6月29日の語りだった。

過ぎてみれば忘れているんだけれど ずい分いろんなことがあったなぁ・・・

アメブロに載せながら 母ちゃんはその頃のことを再体験している。

切ない・・・・

つらい時期のことは やっぱり切ないなぁ・・・

そんなことも感じながら 今 母ちゃんは 乗り越える道を前に進んでいる。

本当に 行ったり来たりでな。




朗読奉仕会の講習会の次の日 母ちゃんは朝から出かける気分になっていた。

暖かくて いい日和の日だった。

目的は オレが世話になった動物病院へ オレのことの報告と感謝の気持ちを表すこと。





先生が待合室まで来てくれた。

「4月5日に ジョーが亡くなりました。 おかげさまで安らかに逝くことができました・・・」

「いろいろ お世話になりました・・・」

涙が出てきてしまって 上手に言えない・・・

「わざわざ ありがとうございます」

先生が 頭を下げた。




駐車場に出ると オレにおしっこをさせるために歩いた 畑の道が見えた。

懐かしさと 切なさが込み上げてきた。





今 母ちゃんは思うんだ。

あの時は オレが楽になるように必死だった。

泣いている 余裕なんてなかったんだ・・・

だけど 今 そのときしまっておいた分の感情も 引き出しから出しているんだろうなぁ。




帰りの道には 満開の桜の木が迫ってきていた。

やわらかな花びらの中に オレが飛び跳ねている姿が見えた。

そのときまでは そういうことは感じなかったんだけど・・・・

この日のことは きっと ずっと 忘れないだろう。


またな!!!
  

Posted by ジョー母 at 21:50Comments(6)乗り越える

2011年04月16日

出かける


物事っていうのは うまい具合に順番どおりに 用意されているものなんだなぁ。

母ちゃん 出かけることがおっくうでな 午後になるとコタツに横になっていることが多かったんだ。

それが 誘いがあってな 思い切って出かけることにして 返事をしたんだ。

出かける先は 母ちゃんが大好きな朗読奉仕会の講習会。

じいちゃんが病気になってから ずっと 休んでいたんだ。

だから もう 4年近く参加していなかった。

今度 テープからデジタル録音機に変わるので講習会に参加したんだ。

約束の時間が近づくと だんだん億劫になってきたんだけど 約束だから気合を入れて出かけたんだ。

オレが ハシハシしなくなってからずっと 母ちゃん自分の身なりにかまっていられなくなった。

久しぶりに 眉毛を書く気になったら 眉毛がな 雑草のようにぼうぼうでな ひどいものだったんだ。

あわてて整えて どうにか眉毛を書いたんだ。

今度は口紅を塗ろうと思ったらな 口の両端に うっすらひげまで生えていてな 母ちゃん 茫然とした。

どれだけ自分の顔を見ていなかったか・・・・

自分で あきれ返った。

どうにか化粧をして 約束の時間に遅れないように・・・

行ってみたら これが楽しくってな だんだん元気が出てきたんだな。

「これからは 私も読もうと思います・・・」

なんて言って 帰ってきたんだ。





「朗読奉仕会」 ってな 目が不自由な人たちに 本を読んでテープに録音をして聞いてもらうんだ。

仲間にも恵まれていて 何より本を音読することが楽しくって仕方がないんだ。

ずっと 参加しないで来たからな これからは また再開しようと思っている。

それがきっかけで 母ちゃん 外に出ることがそれほど億劫ではなくなってきたんだ。

ちゃんと順序良く 母ちゃんが無理なく前に進んでいけるように 物事って準備されているんだなぁ。

またな!!!
  

Posted by ジョー母 at 20:47Comments(6)乗り越える

2011年04月14日

首輪

今日は 奥さんとおいっこが来てくれた。

父ちゃんはどうでも 母ちゃんを気遣ってくれて来てくれるのかもしれないな。

最近 よく来てくれるんだ。

母ちゃんは 夢中になって今の心境を奥さんに話す。

姉ちゃんもそうだけど 奥さんもだまって最後まで人の話を聞いてくれる。

母ちゃんがひと通り話した後 奥さんが言った。

「私 ”土に還る” のところは ずっと読むことが出来なかったんです・・」

目には 涙があふれていた。

母ちゃん ハッとなった。

” そうか・・・  自分だけじゃないんだ・・・   苦しかったり 悲しかったりしているのは・・・・ ”

それと もっと大事なことに気づいたんだ。

家族やここに来ている人が オレを思う気持ちは 全部母ちゃんを通してオレに伝わっている・・・  と 思っていた。

でも そうではない。

その気持ちは それぞれの人から直接オレの所に届いている・・・  そのことに気づいた。

母ちゃん 奥さんの言葉で 自分が思い上がっていたことに気づいたんだ。

みんなにも すまなかった。


そして 母ちゃんが みんなに共有してもらいたい一心で語った オレの語り

もしかしたら 奥さんのように 読むことが辛かったひともいたかもしれない。

げんに シエロさんは 読めなかった。

母ちゃん 自分のことに夢中で そういうことに目が向かなかったな。

今 アメブロでは 去年の6月後半の所へきていてな オレが後ろ足のベルトで歩くことをちゅうちょしていたのが とうとう歩いたところなんだ。


それが進化して 「がに股散歩」 に なっていくんだよな。

グンブロの記事を アメブロに移す作業が 今日は辛かった。

それでも アメブロの人たちにも聞いていもらいたい一心で 移した。

そんな記事を なつかしく 切なく 母ちゃんと同じ思いで読んでくれる人がたくさんいるんだろうな。



こんなふうに 手紙でお悔やみと励ましの言葉を伝えてくれる人もいる。

本当に ありがたい。


そして やっとこ 首輪の話だ。

オレが 我が物顔で過ごしていたころの話をしていたとき 首輪がまだそのままになっていたことに 二人が気づいたんだ。

母ちゃんが 今までと同じ所から持ってきて 父ちゃんに渡した。



何年も使っているので すっかり古ぼけてしまったんだけど オレも父ちゃん母ちゃんも これが好きでな

とうとう 最後までこの首輪を使っていた。

そのうち 父ちゃんが 首輪の匂いをかいてみた。

「あれ?  匂いがすごいや。  強烈だ。   うーん これはジョーが血気盛んな頃のにおいだな」

「えー?  どれどれ 私にも貸して・・」

二人して オレの首輪の匂いを くんくんかいでいる。

「ちょっと 貸してみな・・」



また 父ちゃんが受け取って 今度は

「あれ?  こんなところに毛がはさまっているよ  すごい こんなに抜けていたんだろうか・・・」

「なになに どこ見せて・・」

なんてな・・・・   二人で取り合うように 交代ごうたいで首輪の匂いをかいでいた。

「これは 記念に取っておこう」

「そうだね それがあれば何にもいらないね」

さっきの写真じゃぁ よくわからないだろう?



でも これなら わかるだろう。

いつの間にか オレの毛が抜けてはさまったんだろうなぁ・・・



最後に・・・・  母ちゃん 夕べは安定剤を飲まずに眠れたんだぞ。

その代わり 燗酒をクイッとやってな そのまま寝ちゃったんだ。

よかったぞ。


またな!!!
  

Posted by ジョー母 at 23:08Comments(2)乗り越える

2011年04月13日

ステップ

母ちゃんな 土曜日の 荒療治から 何だか急速に解放されてきている気がするぞ。

喪失感からな。

最初のうちは オレの介護にまつわる話題が先行していてな 切なく悲しかったんだ。

父ちゃんも 母ちゃんも。

だけど そのうち そればかりじゃなかった・・・  と言うことに気づいたんだな。

オレのほとんどの犬生は 思い通りに我が物顔で生きてきたんだもの。

父ちゃんと母ちゃんは そうだ そうだ・・・  と 今度はそっちの話題に移ったんだ。

「こんなふうにご飯を食べていると お父さんのひざにあごを乗せて 何かをもらうのを待っていたっけねぇ・・・」

「そうだったなぁ・・・  そのうち 俺の足をつっついて催促したっけなぁ・・」

なんてな。

それから 「土に還る」 のところで すぐ上の兄ちゃんがコメントを書いてくれたんだ。

兄ちゃん ずっと オレの語りは ろくに聞いていなかったらしい。

奥さんに言われて たまに聞いたくらいでな。

それが オレが死んでから 語りを聞いたんだな。
              
そのコメントを読んで 父ちゃんと母ちゃんは オレの忘れていた態度やしぐさを思い出した。

「そうだった そうだった・・ 面白かったなぁ・・・」

なんてな。

ちょっと そのコメントを読んでみてくれないか。


ジョーや、君がこれほど有名人だったとは、否、有名犬だったとは驚いた。ずいぶんたくさんの人たちに愛されていたのですね。 もっともTV出演の経験もある君のことだから、脚光を浴びるのは慣れていたのかもしれないね。
 
 今は脚の痛みからも解放されてあの頃のようにサッカーボールを思い切り追い回していることだと思います。できることならもう一度、全力で追いかけっこしたかった、なぁ、ジョー。君は本当に走るのが好きだったから。
 
 思い出すのは、お尻をくねくねとよじりながら、これでもかというほどシッポをふって近づいてくる君の姿や、お菓子をあける音を察知して集中力を最大限に高めている君のまじめ顔。父ちゃんに怒られて机の下に隠れながらご機嫌を伺う君の、やたら引き締まったおけつ。微笑ましい場面ばかりです。
 
 それから忘れられないのは、抱きついている間ずっと動かずに呼吸を合わせてくれたこと。辛いとき、やりきれないとき、君に甘えた。全部わかったうえで、もの言わず受けとめてくれたねえ。ずいぶん救われたよ。ありがとう。  

 最後に、この場所に訪れ、母を励ましてくれる皆様。心から感謝しています。これからもどうぞ見守ってやって下さい。

                                                         Posted by すぐ上の兄


母ちゃん うれしかったんだな。

熱いけどクールな兄ちゃんだからな こんなふうに書いてもらって 何だか うれしかったんだ。


続々と みんなからの 励ましとお悔やみのコメント メール メッセージ 献花 そして 手紙も届いた。

こんなにみんなから応援してもらっていたことを知って オレも母ちゃんも 感無量なんだ。

母ちゃんは まだ 次のステップを踏まなければならないみたいだけど これらの贈り物が助けになっている。

単純だからな・・・・  贈り物を本当に自分の血や肉にしているんだ。






はじめのうちは あれでよかったんだろうか・・・
ジョーは あれで 幸福だったんだろうか・・・

なんてぇことを やたらと考えていたんだ。

そのうち オレを失った喪失感が 襲ってきた。

それが一段落したら こんどは 寂しさがじわじわ襲ってきている。

aruceさんが よく言っていた。

「いつもそばにいてくれたのに そばにいないこと 世話をしてあげられないことが 寂しくてたまりません・・」

emiさんも言っていた

「これからは 寂しくなってくると思います・・」

本当だ・・・

時間をかけて 自然に乗り越えような 母ちゃん!

でも 今夜は 安定剤を飲まなくても 眠れそうなんだ。

うん。

今日は 首輪の話しをしようと思っていたのに 話が違う方向に行ってしまったな。

首輪の話は 今度な。


今日は またな!!!
  

Posted by ジョー母 at 22:53Comments(2)乗り越える

2011年04月12日

「お前の気持ちもわかるよ」

父ちゃんと母ちゃんに 暖かい励ましの思いを送ってくれて ありがとう。

おかげで 二人とも 少しづつ前に進んでいるようだ。

この家の家族に オレが充分愛されて逝った ということをみんなに言ってもらって 特に母ちゃんは そんな気がしてきたんだな。

よかったぞ。


「仕事が忙しかったときは それほどじゃぁなかったけど 一段落したら やたらとジョーのことを思ってしまう・・」

「一日家にいる お前の気持ちもわかるよ・・」

父ちゃんと母ちゃんは オレのことを共有してきた。

だけど 父ちゃんから共感の言葉を聞いて 母ちゃんとっても癒されたんだ。

この頃 何かというと父ちゃんがオレの思い出話をして 涙ぐむんだ。

鋼鉄だと思っていた 父ちゃんのまぶたが緩んでいる。

それから脱却するためだろうか・・・

それとも かろうじてご飯のしたくはするけど あとはコタツで横になっている母ちゃんを見ていて 思い切ったのだろうか・・・


土曜日に 父ちゃんが オレのベッドや 敷いていた毛布 体位交換枕なんかを 処分し始めたんだ。

毛布は おいてあるところへ行けばにおいをかぐことができる。

ベッドは もう2度と手元へは帰らないように 処分してしまった。

「ジョーが身に着けていたものは お前の気が済んだら処分するぞ・・」

なんて言っていたのに 

「やっぱり 中途半端は駄目だな みんな処分するぞ」

母ちゃん 寒くなったらまた オレに着せるつもりで洗濯しておいた洋服を抱きしめて 泣いていた。

父ちゃん それを見て グッと胸が詰まったけど 心を鬼にして母ちゃんからそれを受け取って 処分した。

それから さんざんオレの後ろ足をつるして歩いたベルト・・・

洗濯を何回も繰り返したので 古ぼけてしまったベルト・・・

3本あったんだ。

それも 父ちゃんが処分した。

もう 2度と手元には戻らない。

とっても辛い作業を 父ちゃんが黙々とこなした。

母ちゃんは 悲しくて 泣くばかりだった。

そこへ 郵便配達員のKさんが来た。

「今 お父さんがジョーのものを あれよあれよという間に処分しちゃって・・・ 辛いところなんです・・」

母ちゃんが Kさんに言うと

「男と女は 違うんだよ」

なんてな 父ちゃんが言うんだ。

家の中にも 外にも オレのものがそこかしこにあってな いかにオレがこの家で存在感を持っていたか 改めて感じたんだ。

その一つ一つを処分しながら 悲しみと共にオレへの未練を少しづつ手放していったんだな。

父ちゃんも 母ちゃんもな。


「そろそろ おかずを買って来い」

なんて 父ちゃんに言われて 母ちゃん 街まで買い物に出かけた。

買い物をしている間 ずっと  ”ジョーは もう 待っていないんだ・・”  ”ジョーは もう 待っていないんだ・・”

と 頭の中で言い続けていた。

いつでも どんなときでも オレが待っている という気持ちが離れなかったからな。

とうとう ポーッとしたまま買い物をして帰ってきた。

オレが待っていないのだから いくらだって出かけられるのに 母ちゃん出掛ける気にならないんだ。


オレが死んでから 今日でちょうど1週間が過ぎた。

まだまだ 悲しみは続いているけど でも 何だか灯りが見えてきた気がするんだ。

母ちゃん これからも 父ちゃんとオレの話をしたり みんなとオレの話をしながら 前に向かって進んでいくんだ。

みんな 頼むぞ!

またな!!!
  

Posted by ジョー母 at 23:09Comments(12)乗り越える

2011年04月11日

苦しい


あのな オレ 体はないんだけど 魂がな ちゃんとあるんだ。

そして 父ちゃんや母ちゃんに 会いたくなったら いつでもそばに来られるんだぞ。

それからな 父ちゃんや母ちゃんが オレのことを思ったとたんに そばにきている。

本当なんだ。

体がないから 想念だけで動けるんだぞ。

だから 一瞬の動きなんだな。




父ちゃんと母ちゃん 寄ると触ると オレの話をしているぞ。

母ちゃんがな  「ジョーは 朝に晩におしっこを採るの 苦痛で嫌だったかねぇ・・・」

そうすると父ちゃんが  「じゃあ 他にどんな方法があったんだ?」

「おしっこ採るとき 気持ちよさそうだったじゃない?」

母ちゃん  「そうだよね あれでよかったんだよね・・・」

なんてな。

その通りだぞ オレ おしっこ採ってもらったから いろんなことができたんだもの。

車椅子だって 乗れたしな。

粗相も 無くなったんだもの すっきりしたんだ。




今日は 父ちゃんが  「ジョーは あんなにべったりした飼い方をしないで もっと突き放してやったほうが良かったのかなぁ・・」

「そのほうが 本人は楽だったのかなぁ・・・」

そうすると 今度は母ちゃんが  「だって ジョーは自分でああいう風な飼い方を望んだんだよ」

「外で飼うつもりでいたら とうとう粘り強くがんばって 自分から家の中に入り込んできたんだよ」

「寝るときだって 結局 ジョーの粘りがちで 私たちの間に寝ることになったんだもの」

「全部 自分の思い通りに押し通してきたんだよ」

父ちゃんが 「そういえば そうだよな・・」

なんてな。

それも その通りなんだ。

オレ 父ちゃん 母ちゃんと べったりとした関係で暮らせて 最高に幸せだったんだぞ。


オレが死んで2日くらいは 母ちゃん後半の介護の日々を思ってな 哀れなオレとして考えてしまったんだ。

だから オレのことがかわいそうでならなかった。

もう 取り返しがつかないことだと思うとな いたたまれなかった。

辛く 苦しかったんだな。

悲しい というより 苦しかった。

父ちゃんと 2階に寝ようとしたんだけど オレのベッドがそのままだったので 下の部屋のいつもオレと寝ていたところに横になった。

本来は そこにベッドがあったんだ。

やっぱり 思い出してしまう。

今年の 1月13日に語った 「幸せな瞬間」  http://jyokaisou.gunmablog.net/e142918.html



母ちゃん オレを埋葬した夜は 安定剤を飲んで眠ったんだ。

その後も 今のところ 安定剤の世話になっている。

しかし ありがたいなぁ・・・  安定剤。


父ちゃんも母ちゃんも このあと 一つ一つ乗り越える過程を通っている所だ。

少しづつ 解放されつつあるぞ。

焦らずに ゆっくり 時間をかけて 乗り越えればいいんだ。

みんなも そう言って励ましてくれている。

このあとのことは また今度な。

またな!!!
  

Posted by ジョー母 at 23:03Comments(14)乗り越える